台湾の監督、劉漢威(ハーコン・リウ)の初長編映画。台北を訪れたスウェーデン人女性とその息子が、旅先で出会った人々と繰り広げる人間模様を描く。出演は「スターウォーズ エピソード I」でアナキン・スカイウォーカーの母役を務めたスウェーデン出身の名女優ペルニラ・アウグスト、黄河(ホァン・ホー)、ケン・リン、蔡振南(ツァイ・チェンナン)、曾志偉(エリック・ツァン)ほか。
【ストーリー】
スウェーデンに住む孤独な中年女性キキは、ふだんあまり交流のない息子ビクターを連れて台北旅行に行くことに。初めて訪れた極東の地で、ビクターは台湾人の少年・弟弟と親しくなる。そんな中、母の旅の目的がネットで知り合った男性に会うことだと知ったビクターは激怒し、彼女から離れて弟弟と行動をともにするように。しかし彼は、弟弟の家庭の問題に巻き込まれ、弟弟とともにヤクザに誘拐されてしまう。異国の土地で言葉もわからないキキは、息子を救い出そうとするのだが…。